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彼とのデートの約束でも、友人との何かの約束でも、仕事の話をするチャンスと約束をとりつける場合でも、それを上手に叶える人と、なかなか実現させられない人がいます。 つまり、チャンスをつかむ人と、自ら逃がす人っているのです。
約束をしっかりとりつけられる人は、日程を具体的に決めることができる人で、約束をなかなかとりつけられずに、いつまでも成立させられない人は、「また」とか「今度」とか「いつか」という言葉ばかり使っているはずです。 ★また、今度、いつか、という言葉が習慣になっている人は、チャンスを逃しがちな人なのです。何か目指すものを明確にした人だけが、簡単にそれをつかんでいるだけなのです。 たとえば、彼が「どっか旅行に行こうか」と、言ってきたとき、「いつか行けたらいいよねえ」とか、「今度は二人で行こうね」と、言ってしまうと、そこで話が終わってしまうのです。「いつか」や「今度」からは、予定が見えないのです。 また、自分がしばらく会えないでいた人に会おうとするときも、「また会いたいんだけど、いつか会える？」とか聞くと、相手は、いつかなら、そのうちいつかは可能だけれど・・・と、結局具体的に返事がしにくい状態になります。
これが仕事であっても同じで、取引しようとしている相手に、「いつか詳しくお話を聞かせてくださいね」とか、「またその件でお電話します」とか言ってしまうと、ただの社交辞令で終わってしまいます。 ★そうやって、約束をとりつけるのが下手な人は、いつも「また」「今度」「いつか」を使って、半分逃げ腰なのです。 ところが、約束をしっかりとりつけて、次のシーンに良いご縁をつなげたり、新たな展開やチャンスを手にする人は、いつも期限付きで話をするものなのです。 たとえば、「会いたいのだけれど、来週あたりでいただける時間はありますか？」とか、「10月くらいに温泉旅行行かない？」とか、「来月初旬には一度お電話させていただいてご都合うかがってからお尋ねしますね」というように、自分にも相手にもちゃんと、「見通し」のつく日程を切り出すのです。見通しがつけば、相手も返事がしやすく、実際のこととして現実に対処するようになるのです。
★では、なぜ約束をとりつけるのが下手な人は、約束したいと思っているくせに「また」とか「今度」とか「いつか」という言葉を使ってしまうのかというと、心の中で、「そのことに取り組む準備ができていないから」なのです。 準備ができていないと、具体的に日程や話ができないのです。ですから、誰かに何か約束をとりつけたかったり、現実に成り立たせようと思うなら、そうなってもいいというような、それがもうすぐ起こってもいいという、心の準備や状況が必要です。 「また」と「今度」がある中では、いつまでたっても欲しい現実はやってきません。待っているようで、あなたはそれを待っていないからです。 「幸せは準備するところにやってくる」と、アインシュタインも言っています。スタンバイOKになったら、すべてのことは進みだし、具現化していきます。
エネルギーは、集中させると、とてつもなく大きなパワーを発揮します。 たとえば、大きな白い紙に虫眼鏡をさらしていてもなんの変化も起きませんが、その白い紙に黒いマジックで、ある一箇所に円を塗りつぶしたものを描いて、そこに虫眼鏡を持ってきて、太陽の光をそこにめがけて集中させると、あっという間に、紙は焦げて、煙が出て、火がつき、燃えますね。 ★あの原理と同じで、集中させたエネルギーは、みるみる目的に対する変化を起こし、望みの結果を叶えてくれるものです。 エネルギーを注ぐポイントを持っていなかったり、ところかまわず散乱させていると、時間と労力がかかるだけで、何も手にすることはできません。 ですが、期限を決め、動くポイントをしぼり、的を射たアクションをとると、目標は必然的に思ったよりも簡単に叶うようになっているのです。 物事をスムーズに進行させ、うまく叶えていきたいのなら、なんのために、どんな結果を、いつまでに欲しいのかを明確に、自らが知っていて、「これを叶える」と決めていないといけないのです。 決めなければ、それを叶えるためのエネルギーは発生しないからです。 決めた途端に、エネルギーが発生し、叶うように働き始めるものなのです。 その宇宙の仕組みを知っていれば、物事を達成するということが、とてもシンプルなことだということがわかります。 ★期限を持ち、エネルギーを集中するだけで、焦ったり、迷ったり、途方にくれたり、いったいいつまでこんな中途半端な状態なんだろうというような倦怠感や疲労感や絶望感もなくなるのです。
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